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2016年1月28日木曜日

日本のioTは、遅れているか

間違いないこと、IoTを技術論からすれば遅れてはいない、ただしクラウドのプラットフォームを除いてです。しかし、ioTをビジネスとして捉える視点は、決定的に遅れています。ただ、とりあえず、IoTを改善ツール、効率化ツールとしてでも導入するというならばそういう学習プロセスは不可欠だ。いつもホームラン狙いでは、成果は少ないからだ。

2016年1月22日金曜日

最後のゼミ授業

今日、最後のゼミ授業です。このキャンパスに二度と来ることはありません。この大学で一番辛い目にあっていた時、先生やめないで、と言ってくれたゼミ生のおかげで、今日までこられました。ゼミ生がぼくの20年間の教員生活の全てです。ゼミ生みんなに深く感謝しています。ありがとう。幸せな人生を、お祈りしています。

しかし、この4年の出来事はなんだったのでしょう。大学がいかに、疲弊し、知識の塔でなくなったか、を確認しました。
見識のある教員がいなくなったとは職員の言葉ですが違うでしょうね。そうなる制度、仕組みだったと思うのです。制度がいい加減でも、教員が良ければ成り立つ、あるいは教員が良いことを前提とした制度なのに、悪い教員が増えたから、制度が破綻したのかもしれない。間違ってはいけないのは、大衆大学になったから、できの悪い教員が増えたのではない。学問がパターン化したため、本当に学問とは何か、教育とは何かを考えずに論文投稿にしか、それによる点数稼ぎにしか目を向けなくなったからです。


SMAP解散は、経営責任の問題

http://www.shinchosha.co.jp/shukanshincho/backnumber/20160121/

チラ読みしました。腹立たしかったです。事務所は正しい、悪いのは中居たち、と、言ってます。タレントとの契約は雇用契約でないから事務所は間違っていないと書いた弁護士がいたけど、違うなあ、タレントに対する敬意のかけらも感じなかった。これじゃあ、奴隷とご主人、いうことを聞かない、奴隷を懲らしめているんだから、事務所は正しいと言っている、ような見えました。どこかで聞いた話、そう、子供を虐待している親と同じに見えた。そういえばsmapの姿は、虐待されてゴメンなさいと、あやまっている子供に、そっくり。また、炎上するなあ。

http://news.livedoor.com/article/detail/11087054/ 
弁護士の発言とはこれ。実態とも違うし、タレントとの契約としても、おかしな見解だ。雇用した研究者に研究投資をして、すごい発明をしたと思えば、独立したいというのは、企業と見比べても、不思議でもなんでもない。

2016年1月15日金曜日

IoT in morninng pitchi

1月14日朝7時から
http://morningpitch.com/theme/4589/

に参加しました。
これはベンチャーノスタートアップを支援する会合で、プレゼン4分、その後質疑応答で計20分、経営者の事業計画を聞きます。
それをもとに、資金調達や事業連携などの具体的な活動に入るのです。

まず、朝7時から150人を集める集客力、に感動しました。ついでにいうと、まったく知り合いがいませんでした。そして、ある意味、当たり前ですが、普通のセミナーと違って高齢者がほとんどおらず、若者から働き盛りの人たちがほとんどでした。つまり、知識や情報を求めるだけでなく、自社の事業の観点から、真剣に聞きにきたという印象でした。
年代を越え、仕事熱心に変わりがないのです。若いもんも頑張るなあというのが雑感でした。
今回のテーマはずばり、IoTです。




2時間で6社です。

(1)株式会社Moff

 moffバンドを使って、3次元の位置情報を感知し、それを使ったアプリを開発している。もともとはエンタメ系でゲームや子供向けの学習アプリを提供してきた。最近、健康支援、フィットネス支援、リハビリ支援への活用を模索している。

 質疑:
テーマは、と動きを組み合わせて新しいおもちゃを作 ることである。例えば、PBS kids では葉、数字、計 算などを、体を使いながら学習してゆくコンテツを製作 している。今後、ウェアラブルを通じて、リハビリ業界 の課題であるコスト削減とモチベーション維持の解決 にも取り組んできたい。

例えば野球のピッチャーがどのような軌跡を描いてい るのかなど、フォーム分析に活することができる。基 礎技術としてはスポーツに分応可能である。

リハビリ後に宅で使するなど、どちらかとえば介 護予防のための運動に使うことを想定している。

モバイルやタブレットを意して、Bluetooth moff band と接続するだけなので、簡単に使することがで きる。


(2)株式会社Strobo


IoT付きの椅子を開発、座っている状況をデータ収集、スマート椅子 スマート座布団、クッシーノ


応用分野として、リアルタイム空席管理などを検討中。

質疑:
現状としては業界との接点は少ない。しかし、の乗⾞⼈数や内の状況を正確にセンサデータとして抽出することができるため、メーカーにも有益な情報を提供することができると考えている。

がとれるタイプに関しては、設置することができる。とれないタイプに関しては、産時に組み込まなくてはならないため、深いレベルでの協業が必要となる。

実際既にベッドは開発していて、眠りをえる化して、より眠りにこだわれる製品の開発は意欲的にっている。

(3)Global Mobility Service株式会社(GMS

モビリティ IoTデバイスとプラットフォームを提供、新興国では、車のリース販売は金融の与信が通らないため、IoTを車に装着して、支払いが滞れば遠隔地からクルマを停止させる。与信がえられない顧客にもリースを提供できる。
クルマと連携したサービスをパートナーと作るためのプラットフォームを提供している。

 質疑:
9 割が海外で、1 割が本を考えている。

融関連の事業者は社の事業展開にかせないパート ナーと考えているため、々サポートして頂きたいと考 えている。

 (4)株式会社フレクト

Cariotというサービスを提供、東急建設では建設機械の稼働状況を把握している。 cariot +api + セールスフォースの連携
クルマにデバイスを装着し情報を収集分析する。安全運転を促進、収集データは、位置、速度、回転数、アクセル踏み 燃費 急ブレーキなど

 質疑:
基本的にデバイスは当社で生産しておらず、外部から調達しているため、データを取り込んでからが弊社の取り 組む領域となっている

Cariot については必要なリソースを割いて運する予定 である。また、SI に関してはその他の業界でも汎化が 出来ると考えているため、今後幅広く展開する上で、同 じく注したい領域である。

(5)株式会社スカイディスク

簡単に開発できるIoTプラットフォームを提供、多様なセンサーが着脱可能な基板を構築 ソラコムのSIMを使ってデータ収集 データ分析する。
農業 物流 環境 農業用センサー、ai畑守サービス、 データの可視化 植物の育成予測 データ共有 畑守ダッシュボード、
デバイス単価23000 クラウド利用料18000 合計年間41000円(センサーこみ)
例: 50箇所、構築料数百万、50枚程度のSIM構築であれば、短期に、構築可能

 質疑:
クライアントの要望によって、センサーを丸ごとれ替 えなければならない場合も、組み合わせを変えるだけで 簡単に計測する要素を変えることができる点である。ま た、POC を回すスピードが速いため、構築スピードも速 くなっている点がユニークである。

農業向けの価格設定では、デバイスと通信料込みで 41 千円/年と設定している。センサーの組み合わせによって 値段が上下するため、あくまで例として考えて欲しい。

センサーさえ設置できれば、すぐにデータの収集をする ことが可能である。

 (5)株式会社ソラコム

これまでのモバイルは、ひと向けであったが、B2Bでは、もの向けのモバイル通信が必要。 mvnoとして  docomoとアマゾンクラウドを活用し、webからデバイスを管理できる。
1580円、月300円から
また、クラウド直結のため、インターネットを介さずデータ収集できる。セキュリティ上も効果的だ。

質疑:
速度がボトルネックになることはない。基地局はドコモ、クラウドリソースは AWS を使っ ているため、特に速度で不便に感じるケースはないと思 われる。むしろ、コンソールから、各回線の速度をコントロールできるのが強みだ。


設置箇所が分散しているとコス トが上がってしまうので、 フィールドでまとめてデータを 集める方法も考えられるが、300 /月という劇的に安い価格で提供しているため、そ もそも今までの判断と異なると考えている。


2015年12月12日土曜日

「日本的経営の編成原理」

http://www.amazon.co.jp/gp/product/4830947500


 この本は1977年、いまから40年も前の著書です。考えてみれば、まだ、日本企業が、米国で、その成功を過剰に褒められる前に、日本的経営の特徴を、米国にいた経験を踏まえて、国民的心理特性や社会的関係をもとに解きほぐしているのです。
 この本はすでに古典に属する名著といってもよいのですが、あらためて、読み始めてみてビックリしたのは、著者の研究の動機が、戦後に欧米から新たな経営手法が導入されたにもかかわらず、日本企業の経営が、戦前とあまり変わらなかった理由を検討することにあったということです。
もちろん、多くの論者は、終戦を、大きな転換点としてみるし、財閥解体、農地解放を含め、日本的企業経営が変わったとみることもできます。しかし、実は、企業はその導入に慎重で、あまり変わらなかったという認識は、新鮮なものでした。それが、日本企業の成功を導いたという指摘もまた新鮮な驚きです。
 そして、欧米の個人主義と日本的な集団主義を比較しながら、企業経営には、集団主義のほうが適しているというのも、ひとつの重要な見方と、改めて感じます。とりわけ、欧米の経営手法を安易に取り入れることに熱心なあまり、失敗した例は、最近東芝に見るように、枚挙にいとまがありません。日本的経営がすべて正しいというのではなく、現在のような、グローバルな経営環境で、修正が必要であることは言うまでもありません。しかし、それは、日本的経営の良さを放棄することではないことも、この本が教えてくれました。まして、欧米と日本の質的な相違を、「遅れている」という、時間的な問題に還元する議論は稚拙と言わざるを得ません。それは、現今のインダストリー4.0の議論にさえ感じられることです。
 このような進取の気概にあふれる経営学が、かつてあったことにノスタルジーさえ感じます。米国流のポジティビスト、実証主義的研究、いいかえると、客観的因果関係を過剰に重視する経営学の研究が、経営学を悪くしたとさえ、私は思っています。この著書のように、ていねいに論じるという精神、姿勢が、数字に頼りすぎることによって、減少し、論旨展開、修辞的筆致に感動する論文が少なくなったことを悲しく思います。
このような研究者が、この大学にいたことは、驚愕ですし、もはや、そのかけらもないことにも、驚きを感じます。


2015年12月10日木曜日

明治維新とは、

http://amzn.to/1NWntxQ

文明国をめざして (全集 日本の歴史 13)

を読みながら、

今、明治維新後のドタバタを読んでいますが、ほんとに、印象が変わりました。幕府開国派と、長州の復古派との戦いで、長州が勝って、しかし、開国を進めた。もし幕府開国派が勝ってもその後の大きな歴史が変わっていないとすれば、果たして明治維新が、革命と言えるのかどうか。今に続く大きな負の遺産がなかったかも。

尊王攘夷の長州が、なぜ、明治維新後に、開国に転じたのか、私にとって謎でしたが、この本で、理解しました。幕府がきずいた外交の流れを継承したこと、海外の状況を知って、攘夷ではないと悟ったことですね。しかし、いわば、ISISのように、原理主義の人間にとっては、それは裏切りだと感じて、反政府運動が盛り上がった。それに、身分の失った旧幕府の侍たちが、呼応したという、複雑な事情ですね。その旗頭に、西郷がまつり上げられ、本人の意図とは別に、です。政府側も、この機会に西郷をつぶそうとしたようです。びっくりぽん、、です。

2015年11月19日木曜日

物忘れとは

森繁久弥さんが、言ってました。幸せな老後のためには、忘れっぽくなることだと。そう、ど忘れは、神が与えてくれた人間への世渡りの資質・能力なのです。なげく事なかれ。。