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2014年4月3日木曜日

わらっていいとも


学部各位

栗山氏の著書「情報システムを成功に導く経営者の支援行動」が、電気通信普
及財団主催の日本テレコム社会科学賞を受賞しました。

http://www.taf.or.jp/award/telecom.html

http://www.taf.or.jp/award/prize/29_telecom.html

この受賞によって、栗山氏の論文が、経営情報学領域における、本年度のもっと
も優れた論文のひとつであることが認められたのです。

お忘れでしょうが、この論文は、2012年3月に、審査委員会が合格とした学位申
請論文を、白票によって教授会が否決した、あの論文を単著として出版したその
ものです。

審査委員会が合格とした論文を投票だけで否決したため、否決理由が明示されな
いので、板垣前学部長と協議し、修正の方向を指示し、再提出の流れを作りまし
た。再提出にあたっては、新たな審査委員候補者のレビューを受け、円滑な審査、
合格へと進めるべく、手順と道筋を、板垣前学部長自らが示しました。

修正された論文が2012年12月に提出され、事前レビューが2013年1月末に実施さ
れました。
審査委員候補者は、席上、以下のコメントをしたと報告されました。

1.モデル、数式をもって、普遍性、再現性を持たない論文は研究とは言えず、
博士号に値しない。事例研究などは論文にはならない。ましてや博士論文として
は認められない。

2.教授会で一度否決された学位は、通常は再審査の対象にならないし、仮に審
査されたとしても、基本的には通らない。

3.松島教授の指導は間違っている。松島教授は再任を否決されたので、これか
ら博士号請求論文を書き直して再提出しても、松島教授は審査委員会に入ること
はなく、彼の評価が、審査委員会の評価になることはない。

栗山氏は、両氏のコメントを前にして、武蔵大学は自分に、研究指導への熱意が
ないばかりか、学位を出す意志がまったくないと判断し、学位申請を断念しまし
た。

博士過程を満了した院生の学位取得への情熱と正当な権利と機会を、奪ったのです。

その後、この論文を単著として出版し、今回の受賞となりました。世間は、優れ
た研究として認められたのです。

前回の大学基準協会の審査において、経済学部で学位が授与されないことが指摘
され、大学の方針として大学院教育指導の強化が記載されているにも関わらず、
指導の実態は、この程度であることが明らかです。

また、ご存知のように、松島の特任教授の申請は、2012年10月の教授会にて、審
査委員会が合格としたにもかかわらず、教授会での白票によって否決されました。
特任教授は業績を審査し、学務上の必要性を判断するもので、あなたたちは、私
が必要ないとし、否定したのです。
松島はそれに関して、これまでの合格とした人と、どこに差異があるのか、合理
的な理由が明示されていない、著しく不公平であると、理事長はじめ学園幹部に
不服を申し立てました。さらに、東京労働局に労働紛争を申し立てました。

その間、大學は、多額の費用を支払って、法律事務所に調査を依頼
し、その結果、「良識あるはずの教授会が良識ある決定をしたはず」、という報
告がなされました。
さらに、教職員組合の幹部は、「労働者の働く権利
より教授会自治の維持が大事だ、白票も声なき声だ」といいました。

その間、大学から、なんら理由を明示することはなく、最終的に、理事長は、教
授会決定に従うのみだと文書で回答しました。

袴田事件は再審に至りましたが、教授会決定には、異議申し立ても、再審申請の
機会もないのです。

教授会の決定はそれだけの責任を伴っているにもかかわらず、いまだに決定
の説明責任を果たしていません。

ただ、ひとつ、2013年1月に開催された、理事、評議員、幹事との意見交換会の
発言録(H25.03.21付)に、「特別任用教授の投票で落選者を出す等、自らを律
する緊張関係にある」と述べることをみても、松島を特別任用教授にしないこと
が、教授会が、正常に機能している証拠だ、と強調するように、松島は、いわゆ
るガバナンス紛争のスケープゴートにされたのだという、当時の噂が真実である
ことを疑わせます。

このたび、私の教育実践を、出版しました。あなたたちは、私の教育業績を否定
しましたが、世間がどう評価するか、その可否を問うことにしました。

この2つの事案は、もはや、あなたたち以外の学内の教職員の間では、ありうべ
き「事件」として語られ、あなたたち教員として不可欠な評価能力への疑いを超
え、さらに、学外の多くの人たちの笑い物に、なっています。
文部科学省、教育再生会議での、変わるべき教授会自治の格好の事例として、お
そらく参照されるに違いありません。
これらの責任は、すべて、あなたたちにあります。

この2年間は、とても、つらい長い時間でした。ほとんど一人で戦ってきました。
本当に疲れました。
私は、あなたたちの不当な差別的な振る舞い、あなたたちの人としてありえない
行動を、一生、忘れないでしょうし、まちがいなく憎みつづけることでしょう。


松島桂樹



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