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2016年1月22日金曜日

最後のゼミ授業

今日、最後のゼミ授業です。このキャンパスに二度と来ることはありません。この大学で一番辛い目にあっていた時、先生やめないで、と言ってくれたゼミ生のおかげで、今日までこられました。ゼミ生がぼくの20年間の教員生活の全てです。ゼミ生みんなに深く感謝しています。ありがとう。幸せな人生を、お祈りしています。

しかし、この4年の出来事はなんだったのでしょう。大学がいかに、疲弊し、知識の塔でなくなったか、を確認しました。
見識のある教員がいなくなったとは職員の言葉ですが違うでしょうね。そうなる制度、仕組みだったと思うのです。制度がいい加減でも、教員が良ければ成り立つ、あるいは教員が良いことを前提とした制度なのに、悪い教員が増えたから、制度が破綻したのかもしれない。間違ってはいけないのは、大衆大学になったから、できの悪い教員が増えたのではない。学問がパターン化したため、本当に学問とは何か、教育とは何かを考えずに論文投稿にしか、それによる点数稼ぎにしか目を向けなくなったからです。


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