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2017年9月16日土曜日

隣にワンルーム建設、大迷惑

私の住むマンションの隣にワンルームが建設されると、7月中旬に連絡があり、マンション中、大騒ぎになっている。繁華街や駅前ならともかく、こんな練馬区郊外の住宅地に来るとはまったく考えていなかったからである。私たちの住環境にどんな影響が及ぼされるのか、不安でいっぱいである。
ワンルームマンションは単なる分譲マンションではなく最初から富裕層の資産運用を目的とした金融商品であって、昨今の金融緩和のなかで建設ブームだとも聞く。しかし、購入者は不動産業者から購入しても住むことはなく、単身者に貸して家賃を受け取るだけであり、建物に関する当事者意識が全く希薄な大家といつ引っ越すかわからない一人住まいの店子という従来では考えられない人たちが突然、隣人になるのである。そこでいったい何が起こるのだろうか。
練馬区には「まちづくり条例」というものがあって、建設を予定している不動産業者と説明会を開催したが、こちらの情報公開にもなかなか応じてくれず、売れることしか考えていないように見えた。今後、五輪狙いの民泊に使われる危険性さえある。
さらに大きな問題は、2030年後にある。その時の東京都の空き家率が30%と予想されているが、老朽化した隣のマンションでは50%以上になるにちがいない。ゴーストマンション化した近所を考えると、防犯の点からも心配である。

このような不安を助長するワンルームマンションが郊外の住宅地の真ん中に建設されていいものか、現行法では、規制できないと区役所がいうが、住民の不安は日ごとに増すばかりである。