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2015年5月12日火曜日

戦後70年談話とは

安倍さんが何を言うかに注目が集まっていますが、本質はそこにはないように思います。日本人みんなが、戦後をどう総括するのかにあると思います。
ほとんどの人が戦争はもうこりごりだといいます。そうでしょう。しかし、その考えは被害者のものです。悪いことをしたというのではなくひどい目にあったから、もういやだといっています。
もちろん、加害者であっても、被害者であっても、戦争を嫌うのは正しい感覚です。しかし、あまりにも、戦争経験者ほど、被害者意識が多いのも事実です。それでいいのでしょうか。
たしかに、広島や長崎は原爆投下は大量虐殺です。南京大虐殺が事実であッたとしてもそれ以上の被害を受けています。、日本中、多くの都市も空襲をうけ、それは民間人の虐殺です。
しかし、アジアを侵略したとするならば、それは、日本全体の犯罪です。もちろん、陸軍が悪いという総括もあるでしょう。
しかし、驚いたのは、ドイツの姿勢です。あの戦争は全てナチス、ヒットラーが悪いのだと、戦争に敗北したのではなく連合国がドイツの国民を解放したのだと、メルケル首相自身が言っているのです。そんな馬鹿な、あの時のドイツだって、民主主義、選挙でヒットラーは選ばれたはずです。それをヒットラーに騙されたというのは、筋が通らない話です。それを白々しく述べ、それを、旧連合国が、好むシナリオだということです。
日本で解放だと言ったのは日本共産党のような党で、その後も米国の急進派が日本を自分の思うように改革しようとしたのです。
そのシナリオが狂ったのは、冷戦、朝鮮戦争、さらにレッドパージのなかで、日本が左傾化するのを阻止した米国の思惑です。いわば、米国で、急進派が左遷され、右傾化が進んだことがその後の日本を変えた大きな要因なのです。

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